― 事業内容 ―

当社はこれまでに、道内・道外合わせて150件以上の施工をしてきました。
おかげ様で道内全域だけでなく、東北、関東、中部地方でも仕事をさせて頂いています。
私たちは橋梁作りにおける様々な工種をオールマイティに熟しています。
この“業(わざ)”を後世の地図に残る橋梁に最大限に発揮し、高品質な橋梁を今後も施工していきます。

- PC工法について -

当社は橋梁作りの際にPC工法を用いて施工を行っています。PCとは「プレストレスト(Prestressed)・コンクリート(Concrete)」の略。“Pre(あらかじめ)+stress(負荷)”をかけたコンクリートのことです。

コンクリートには圧縮には強いが引っ張られる力にはとても弱いという特徴があります。そのためコンクリートに荷重がかかると、引張力が働き、ひび割れの後に破壊されてしまいます。その対策としてよく聞く「鉄筋コンクリート」は引張力に対して鉄筋で抵抗する構造になっています。引張力耐性は上がりますが、荷重が大きいとひび割れ等が置き完全に防ぐことはできません。

「プレストレスト・コンクリート」は、その引張力を打ち消すために、あらかじめコンクリートに圧縮力を加えることで、従来のコンクリートの構造よりも強度・耐久性が高く、長寿命化を実現した構造になっています。

橋梁施工工法一覧

プレテンション橋

プレテンション方式PC桁は、スラブ桁とT桁がJIS化されており、単純な構造で施工性が良く、中小橋では最も施工実績が多い形式です。連結桁構造とすることで伸縮装置を省くことにより走行性も向上します。

プレビーム橋

プレビームは一種のプレストレス工法です。プレフリクション工法を用いて鋼桁とコンクリートを合理的に合成した桁です。鋼桁がプレストレスの 導入された下フランジコンクリートと場所打ちのスラブ及び腹部コンクリートで被覆されます。桁高を低くすることが可能な工法です。

バイプレ工法橋

バイプレストレッシング方式とは、従来のポストテンション方式とコンクリート中のPC鋼材を圧縮・定着してコンクリートに引張プレストレスを与えるポストコンプレッション方式を組み合わせた工法です。略してバイプレ工法と呼び、桁高を低くすることが可能な工法です。

箱桁橋

箱桁橋は上・下床版および2本以上のウエブから構成され、曲げモーメントによる大きな圧縮力に抵抗できることやPC鋼材を有効に配置できること、 またねじり剛性が大きいなどの断面特性を利用して、連続桁橋、ラーメン橋などの長大橋や曲線橋に数多く採用されています。

PCコンポ橋

PCコンポ橋は主桁を予め工場で運搬可能な大きさのセグメントに分割して製作したものを架設地点に運搬して組み立てる、プレキャストセグメント工法で 製作し、床版はプレキャストPC板を利用して主桁と合成する合成桁橋です。現場作業の大幅な省力化、工期の短縮が図れます。

ポステンT桁橋

ポステンT桁橋は、PC橋に採用される構造形式の中で最も一般的なものです。基本構造は旧建設省により標準設計が制定されています。 現場付近の製作ヤードでプレキャスト桁を製作し、トレーラー等で運搬し、所定の位置に架設します。架設にはトラッククレーンや架設桁を用います。

中空床板橋

中空床版橋は版厚が薄く、また単純な構造で施工性に優れることから、床版橋で最も一般的に採用される断面形状であり、 自重軽減とプレストレスの効率などから円筒型枠を埋設した構造です。通常は枠組式や支柱式支保工を用いて施工します。 曲線橋や径間に配慮した場所に適しています。

片持ち架設工法

片持ち張出し架設工法は、地上からの支保工を必要としないため、桁下空間(河川、海上、渓谷等)、利用状況(道路、鉄道等)に左右されずに 安全かつ経済的な施工が可能です。
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